車のステレオなどで音楽を聴いても外にもれる。信号待ちのちきの横の車などに。車で音楽を聴く、少なくとも聞き取れる人間はたちていアップテンポの明るい曲だと思う。鬼束ちひろの「月光」のような暗いバラードを聴く人間はあんまりいないんじゃないか?案外、外を歩いている人間や車の中の人はなんでも見たり聞いたりしたりしているということが人生経験として分かった。案がい、生きていくということは人間のしがらみなどから逃れることは難しいことがわかった。信号待ちの車の中にいても、苦しい沈黙の空気は感じざるをえないし、こういうとき月光の曲なんか流してたらきまずくなる。世の中、神経質で細かい奴が多いからだ。